
シーバス釣りに関して、自分はチームに所属している。チームとは何なのか?深く考えた事は無いが、渓流釣りをしていた時にボスに出会った。思えばボスとの出会いは耳川の上流なのである。その時シーバス釣りに誘われた。全く無知である自分を鱸釣りの世界に引きずりこんでくれたわけだ。笑。教わる事といえば、釣りの事よりも人生感であったり人間関係の事ばかりで、釣りに関して言えば、一緒に遊んでいる感覚が1番しっくりくるのである。特に決まったルールがあるわけでもなく、雰囲気やノリでみんなが動いている様に感じている。流石に大人な集まりだけあって、締める所はキチンとしめるのは当たり前なのだが。それ以外で言えば、釣り仲間であり、遊び友達であり、呑み仲間なのだ。チームといえど、同じ日に同じ場所に並んで入る事は、ほとんど無い。帰りの自販機での談笑などはあるものの、基本的には一人釣行。その川のジアイやメソッドを共有したり、どんな鱸を追いかけるかを話したりする。1人でやるより気の知れた仲間でやった方が面白いし、楽しい。うちのチームはそういうスタンスだと理解している。釣果やサイズについても同じで、デカかろうが小さかろうが、追いかけた鱸に対しては価値を共有してくれる。1本の川でも、一尾の鱸でも、仲間がいればその価値は何倍にもなるのである。うちのチームでは年に数回、大会をやる。チーム内の釣り大会の時もあれば、色んな人を招いて異種交流的な大会もある。釣り人が繋ぐ輪は本当に面白い訳で。釣りをしていなかったら繋がる、交わる事の無い人達と知り合える。そんな機会を作るのも、やはりボスの人柄といえるだろう。ボスとはそういう人材でないと成り立たない。そんなチームの一員として自分に出来る事は、せいぜいうちのチームの考え方やスタイルを発信していく事ぐらいである。”真剣に遊ぶ”まさにそんなスタイルだ。何事も真剣にやって、やってみて考える。一人一人の考えがある。1人でやっていたら気付けない事もある。時にはぶつかりもする。真剣な証拠である。趣味であり、遊びであり、所詮釣り。されど釣り。どうせやるなら面白い方がいい。ラフだけどタフでありたい。