なんだかんだでゴールデンウィークも終わり、気が付けば夏の足音を感じる季節になってしまった。夏の風物詩と言えば、「赤目」である。とりわけ、「夏の」と言う訳でも無いのだが、夏の怖い話。の様なものだと思っている。

ジメジメした湿度の高い夜。どこかしらから伝わる気持ちの悪い雰囲気。突如として鳴り響く捕食音。ここ宮崎県では捕獲が禁止されている魚種でもあり、ルアーフィッシングの対象魚としては、あまりにも道具を選ぶ魚でもある。狙って獲れるのであれば、それはそれは素晴らしい腕前とは思うのだが、言うほど簡単なものでも無い。
大鱸を狙うと、時折掛かる事があるが赤目にしては大型とは言いづらいサイズばかりで、一体何をすれば巨大赤目に出会すのかも定かでは無い。
神々しいその魚体は、美しくもあり恐ろしさもある本当に不思議な魚である。
これからの季節、タックルを壊されないかを心配しながら浸かる夜になりそうだ。

夏の風物詩のもうひとつと言えば、やはり「夏渓」。こちらは大好きな釣りで、毎年この渓流釣りを楽しみにしている人も数多いいはず。ウェーダーは着用せず沢を登る。楽しさのあまりついつい釣り上がり過ぎて、車まで戻るのが大変だったり。それも含めて楽しい釣りである。
この釣りに欠かせない道具がウェーディングシューズだ。フェルトタイプ、フェルトスパイクタイプ、ラバータイプと。おおまかに分けてこの3種類。夏になるとウェーダー自体を履かなくなる自分としては、フェルトスパイクタイプの消耗が1番早い。渓流では主にフェルトタイプか、フェルトスパイクタイプになるが、上流の鱸釣りと河口のテトラなどはフェルトスパイク以外の選択肢が無い為、フェルトスパイクタイプは毎年買い直す。

もう一つ大切な履物として、サンダル。これが無いと移動や車の運転、休憩はなかなかリラックス出来ない。

今年はウェアも新調してみた。ここ数年、様々なメーカーのものを使用したりサーフパンツを取り入れてみたりと色々やってはみたものの、渓流にしか行かない訳では無いので、自分のスタイルの中で落ち着いていた。一時は魚からの見た目の事も考え、落ち着いたシックな色合いでまとめてもみたが、鱸釣りのスタイルと少し合わないと考えたり。笑。せっかくなので今年は、ウェアも楽しんでみようと、インナーにも柄物を取り入れてみたり。要は楽しんだもん勝ち的な発想なのである。

