釣れ出したかと思えば釣れない。音はするし、気配も感じるのに、アタリすら取れない今日この頃。鱸釣りは本当に奥深く楽しい釣りである。
何故?を考え出せばキリが無く、こう釣りたいと思えば、思うようにいかず。それでも理想を追い求める。”理想”とは、いつまでも追いつけないから楽しいのだと思う。ちょいと行ってひょいと投げれば、大鱸ならば。それで夢果てる。
釣れない釣り師は言い訳が多い訳で、いつもそんな事を考えている自分だが、久しぶりに先日渓流へ足を運んでみた。降り続く大雨でかなり上流まで濁ってしまった耳川水系ではあるが、釣り人とは時に馬鹿者で、行きたいと思うと、わかっていても足が動いてしまう。

結果的には、ボチボチ釣れた程度で尺の顔は拝めずに帰った次第。近頃はVlogにすっかりハマり込んでいて、釣れる釣りであれば撮るのも楽しく、なにをどう撮れば面白いかを考えながらの釣行はワクワクできた。
鱸釣りはそうはいかないので、なかなか録画ボタンを押すタイミングも無い訳で。それはそれで考えものなのだが、やはりどう撮るかを考えながら釣りをする事に変わりは無い。
渓流では中々無いが、鱸釣りだと(しかも近頃は耳川が濁っている為)都市型河川や、人里近い河川だとゴミが目立つ。可能な限りは持ち帰って捨てているのだが、なかなか全ては難しいのも事実。釣り人だけに限らず、きっと多くの人が川にゴミを投げ捨てるのだろうが、ルールがどうのと言う前に、モラルくらいは守って欲しい所ではある。
それはそうと、ショートロッドでの釣りはまだまだ面白く、出来る事が山ほどあると考え始めた。出来ない事はベイトリールの出番だと思い、改めてベイトリールを新調もしてみた。

ジリオンTWHD。このリールを選んだのには訳がある。まずはダイワ特有のTウイングシステム。これはPEラインとの相性がすこぶるイイ。そして糸巻き量。これはハンドル1回転における糸巻きである。使用しているスピニングに合わせて80cm台の物を探すと、コレかスティーズくらいのモノしか見当たらないのである。ビックベイト用に使用しているアブレボビーストはノーマルギアなので、60cm台なので少し印象が異なるが、ビックベイトは早巻きしないのでそれはそれである。
つい先日、チームの飲み会があったのだが、やはり釣り人が集まると面白い話しを沢山聞けるし、勉強になる事だらけで。ベイトリールの話題になった際、自分の釣りではやった事の無い話しを沢山聞けた。シーバスに置いて、ビックベイト以外でベイトリールを使う事はもう無いかも知れないと思っていた自分が恥ずかしくなってしまった。ダイレクトリールとは良く言ったものだと今は思える。
まだまだ結果が出せていないので、言葉には出来ないのであるが、鱸釣りはやはりどこまでも面白い。今年は秋や冬が今まで以上に楽しみになりそうだ。