なんだかんだで、もの凄い勢いでキャンプブーム?アウトドアブーム?な雰囲気満載な昨今であるが、実際田舎に住んでいれば毎日がアウトドアだ。都会のコンクリートジャングルならば緑や青を求める気持ちはわからなくも無い。
しかし、自宅から2分足らずで海があり、5分も走れば山の中である。わざわざ求め無くとも、むしろアウトドアの中で生活している様なもので、田舎であればあるほど都会を求める気持ちも、よくわかる。どちらにせよ、目的があるのであれば納得出来るのだ。
前置きはただのボヤキでしか無い。笑。
今回はルアーの話。
擬似餌で魚を狙う。
ただ単純に考えれば、なにかしら投げて巻いていれば、ソレは成立する。そこから先に面白おかしな世界が広がっている。どんなルアーフィッシングでも同じ事が言えるはずだ。
見た目やカラーは、所詮人間を釣る為のアイデアに過ぎない。本当に面白いのは動きの方。様々な動きのルアーが存在する今。今一度その部分のみを見ると、素晴らしく面白い事がある。ルアーフィッシングで狙う対象魚は主にフィッシュイーターである事が多い事から、ルアーのいうのは大概の場合、魚に似せて作られている。食物連鎖の定理で考えると弱い生き物に似せる事が何よりのはずだ。
カラーは幾らでもアレンジできるので、今回は表層のルアー。主に水面ギリギリのルアーに注目してみた。

このルアー。ルアーフィッシングをやる人であれば、よく知っているのでは無いであろうか?ペンシルベイト系のトップウォータープラグと呼ばれるものだ。水面を棒のようにスゥーっと泳ぐ。

次に、このルアー。同じく表層。つまり水面をヨタヨタとクレクネしながら泳ぐ。所謂ウェイクベイト系になる。
この2つのルアーは表層という使い所は同じだが、動きが全く異なる。何が言いたいのか?
つまり、もしもルアーを適当に投げて巻いていれば釣れる釣りだったら、投げる物は何でも良いはずだ。しかし同じ水面のルアーにも動きの違うものが存在する。
なぜか?
それは必要だからである。
自然の生き物には、様々な動きが存在する。もっと言えばそれは生命感。ルアー釣り。特に鱸を狙って釣りをする場合、その大半には月が関係してくる。つまり潮の満ち引きだ。満潮と干潮。川の流れと海からの押し上げ。何が起こるか?時間帯によって潮位、水面の位置が変わる事により、生命は移動するのである。1つの川。例えるなら、山の頂上から海の始まりまでの中で、人間が陸から竿を出せる位置はかなり限られてくる。その立てる位置にも時間帯によって、水位が変わるのだから、釣りは本当に面白い。1ヶ所の場所で定点観測をしたのであれば、その時間帯にいる生命体は常に異なる。
要するに、擬似餌で狙う場合。時間帯によって投げるプラグの動きは同じではダメなのである。これは例えでしか無く、これから更に季節や天気なんかも関係してくるのだから、選択肢は無限に近く思える。
しかし実際は、場所によっては何でも投げていれば釣れるという場合もあるのかもしれない。
どこまで考えて、何を選ぶか?
近頃は自分自身に問いかけながら生活をしている。そうすると、より面白く生きていける気がしている。
今は。と付け加えていた方がよさそうだが。笑。