バルサを削って、テスト機をいくつか作ったのだが、1人では確認のしようが無い事と、やはりはじめのモトとなる動きの確認の為、2人で実釣テストを始める事となった。
同級生でありながら、釣り仲間で同じチームに属している樫くんにオオモトの動きを託す事にした。それはやはり彼のミノーゲームが河川中心の鱸釣りである事が”ミミソギ”を作る上で非常に重要だからである。
実際、今現在プラグの製作には3人で動いている。もともとの形やデザインは自分がやっているが、シェイプや、どぶ漬け、最終段階の形は樫くんが、そして塗装はまた別の者がやっている。塗装に関しても3人で案をだしながらやっているのが今のやり方で、あーだこーだ言いながらの作業は非常に楽しい時間である。

つい先日も塗装班の彼にリールを塗ってもらったばかりだ。
話しは逸れたが、バルサを削っていく上で、硬さや重さも2人で実釣に挑めるのであれば、一気に色々試せそうな事から、材質ごと変えるという事にも挑戦する事になった。
とりあえず今の所は、ウエイト違いと、材質をファルカタに変えた物とを作り始めた。
そうしながらも、きっちりフィールドでも投げ込んで、リップ形状と強度、動きの確認を続けている。

先日、樫くんが考案してくれた、鮎カラーにアユカケが食ってきてくれた。アユカケ自体久しぶりのゲストだったが、削り出したプラグの鮎カラーに食ってくれると言うところがまた嬉しい出来事だった。
欲を言えば、鱸がよかったのだが。笑。
じっくり詰めながら、楽しんでいきたいと思う。