ふと思った事。日々川に通い詰め、幾分か初めの頃よりは魚に触れる事が多くなったように感じる。”上手くなったのか”いいや、”勘違い”だ。しかし心のどこかで”そう在りたい”、”そう成りたい”と言う気持ちは正直だ。回数を重ねれば?確率の問題か?正解か?不正解か?
釣り人の悩みは多い。笑。天候、環境、時には運をも疑う始末。何気に読んでいた記事の中に、トーマス・エジソンの名言を見た。
“私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。”
コレだ。
自身の釣りのスローガンに”always chasing.”と言う言葉を掲げている自分であるが、続けて、”practice makes perfect”と付け加えている。意味としては”常に追い求めるている。”そして、”練習は完璧を作り出す。”要は、継続はチカラなりだ。
トーマス・エジソンの名言、1万通りの、上手くいかない方法を見つけただけだ。この部分は非常に近しいものを感じた。釣りに出かけると毎回毎回釣れる訳では無い。そして毎回毎回上手く行く訳では無い。1釣行に5つのプラグを持って行ったとする、1つを5回づつ投げたとして、25投。1週間の内に4日釣りに出かけた時に100投。一月で400投していたとして、一年で4800投。単純計算ではあるが、5つ以上もしくは5回以上投げれば2年で有に1万投を越える訳だ。何回かに一回釣れたとしても、数年もやっていれば、確かに1万通り程の上手くいかない方法は見つけているはずだ。笑。
ただ、有難い事に人間てやつは忘れやすい。笑。上手くいったときの事は覚えているのに、上手くいかなかったときの方は、忘れている事が圧倒的に多い。だからまた水辺に糸を垂らしているのだと思う。エジソン程頭が良くないので、失敗した事にすら気づけていなかったという事にもなる。笑。
だが、逆に考えると失敗とは何か?釣りにおける上での失敗とは?何なのか?釣れない事か?キャストが決まらない事か?ジアイを読み間違える事なのか?
自分で決める訳だから、一人一人各々違うはずだが、自分が思うに”失敗”とは?、”諦める事”だ。
狙っていた”魚”を”場所”を”ジアイ”を。諦めてしまったら、それは失敗。しかし諦めなければ、チャンスは死ぬまではある。初めの頃に買い漁ったプラグ達、道具達、組み上げたノットすらも今の自分を作り上げた”糧”だと、そう思いたい。
がしかし、きっとこんな事を呟いていた事も”忘れる”気がしてならない。笑。